
ご無沙汰しています!久しぶりの更新になりますが、遊びも仕事も全開で楽しんでいるマサです^^
昨今はネットが身近なものになったお陰で陰湿な事件や悲しいニュースを多く見かけてしまい心が痛くなります。人を人とも思ってないような事件など、こうも毎日信じられないような事件が続いてくると、ただのニュースだけでは終わりませんよね。身近な出来事として捉えておかなければならないでしょう。
急がず、ゆとりを持ち、人に優しく、これらをほんの少しだけ持っているだけで嫌な思いをすることなど激減すると思うのですが、どうでしょうか?
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搾取することが当たり前なブラック企業
会社で働く(派遣・期間社員、含む)ことをしていた頃より現在のライフスタイルが素晴らしいと感じるのは、単に経済的に余裕が生まれたことや時間の制約が無くなったこともあるのですが、一番の理由は周りの誰とも競争しなくて済んだことです。
よく、「日本人は働き過ぎだ」「日本人の働き方はおかしい」と言われます。そんな言葉を耳にした方も多いと思いますが、僕は仕事柄海外へ行くことも多かったので日本企業と海外企業との差をよく考えたりしました。単に比較という意味で。
期間社員や派遣社員時代など、正社員とは格下なイメージで見られているような発言や対応など、同じ作業をしていても「キツイ仕事はお前らがやれ」見たいな感じでこき使われていた印象があります。(僕の印象ですよ。最近はかなり改善されているようですが)
海外と日本では文化も風習も違ったり、国民性なども全然違います。しかし、多くの日本企業がこぞってグローバル社会に向けてどうのと謳うならその方向へと向かわなければならないはずなのですが、実際は表面上だけの口だけ番長な企業が多い。
比べても仕方ないと思っていたけど海外へ行く度、日本人の働き方には多くの問題点がありまくりということが身に染みて感じることが多かったです。
ここ10年くらいだろうか、ブラック企業といった言葉がよく使われ、警察から摘発されたり行政から指導されたりするニュースを見かけますが、それでもブラック企業はそこら中存在しています。手当の付かないサービス残業や資料を自宅へ持ち帰っての仕事など当たり前にありますよね。
労度時間外なら会社は賃金の支払いなどしなくて良いのですから会社からすれば大変ありがたいことで、「もっと頑張れ!」なんて思っているのかもしれません(汗)知っていても見ぬ振りをしているのが本当でしょう。これも「搾取」の一つです。
多くのメディアでも盛んに取り上げられる労働問題。ネットが普及して知りたい情報が瞬時に手に取るようにわかる時代だからこそある程度の対処もできますが、ネットの無い時代などそんなの当然で当たり前な時代がありました。
だから「それが普通で文句は言えない」これが労働者が経験している日本の悪しき習わしのようなものです。搾取することが当たり前のブラック企業!
ブラック企業で働いている人たちの中には、「自分の働き方はおかしい!?」この、重要なことに気付いていない人が多く、それが普通だと思いこまされている現状が本当に悲しく思えてくる。
毎日毎日、来る日も来る日も残業を強いられている現状に異常性を感じないのだろうか?個人と会社が気持ち悪いほど癒着している現状が「当然の事」としていることは異常としか考えられないということです。
中には最低賃金を下回っている賃金で労働させたり給料の未払いが常習化しているような企業もあったりする。国が頑張って違反している会社を公にしていますが、現状はブラック企業の方が優良な企業よりも遥かに多いでしょう。
それらを考えると自分がやっている仕事は異常なのか普通なのか考えて見るべきなのではないだろうか?
サービス過剰な日本人
外国人が日本へ来て必ず耳にするのが「日本人のサービス精神は凄いね!!」なんてテレビ番組でもよく聞きます。
日本人として外国人から褒められるとつい嬉しくなってしまいますが過剰過ぎるサービスはどうなんだろうと考えることが多々あります。
僕の体験談なんですが、ガソリンスタンドへ入った際、「このガソリンスタンドは窓も拭いてくれないのか!?」などと大きな声で叫んでいるおじさんを目撃したことがあります。
窓を拭いてもらえることが当たり前になっているんでしょう。日本で生活しているだけだったら下手をすると僕もそう思ってしまうシーンがあったかもしれません。過剰なサービス合戦が招いた心理なんでしょうかね。
こういうのもありました。飲食店でお水が出てこないことに憤慨した年配の女性が、「お冷くらい出してよ!!!」なんて言葉を聞いたこともあります。
悲しいかな、お水がタダで飲めることが当たり前だって思考何でしょう。飲食店に入ればお水やお茶が当たり前に出てきますが、僕はお冷が出てこなくても文句は言いません。こういったサービス過剰に感謝はしてても当たり前だなんて思っても無いからなんです。
どうやら過剰なサービスは脳内をお花畑にしてしまい、より過剰なサービスを期待させてしまうことになる。
日本人の働き方が根本的におかしい本当の理由
最後に、日本人の働き方が根本的におかしい理由を知っているでしょうか?
僕が生まれたころの日本は高度経済成長の真っ只中で、「一生懸命汗水流してコツコツ働けばいい人生が送れてお金も稼げる」こういった時代でした。
汗水働き寝る時間を惜しんで家族のために自分を犠牲にしながら日本中の労働者が頑張ってきたんだろうと思います。
そういった人たちから受け継がれる働き方の根源はそう簡単には変えられません。時間ももう少しかかるでしょう。価値観の入れ替わりに少なくともあと10年~20年位は時間がかかってくるのだろうと思います。20年もすればその価値観はガラリと変わっていると思う。
意味の無い苦労や我慢をすることが美徳な世界
経済成長時代の頑張ることが素晴らしいという思考や価値観が脈々と受け継がれている世の中の風潮として、僕が20代の頃「うつ病」「急な体調不良」など、「だらしがない」「横着病」などというレッテルが貼られていました。
競争社会にいると頑張っている過程などどうでも良いのです。成果が全て、結果が全て。どれだけ頑張っても我慢し続けて結果を出した人の声だけが独り歩きしただけに過ぎません。
企業は、「我慢し続けながら結果を出した人だけを称える」それが独り歩きしているだけ。
だから意味の無い我慢を永遠にしなければならないという悪循環が当たり前になる。
組織内の同調圧力が強い
日本の義務教育では個性が大切と言いながら実際の社会ではどうなっているのだろうか?
求人雑誌を見ても「あなたの能力を活かしませんか?」などと謳っていても実際は横一列で「同調」を求められることがほとんどだろう。
有給休暇の取得もそうで、気軽に休暇を取得できる雰囲気になるにはまだまだ遠く、かなり時間もかかるでしょう。
周りと同調し協調性が無いと「悪」のようにされてしまうおかしな現象が日本社会にある。これに気付いてない人があまりにも多く、何十年と続いている日本教育の賜物なんでしょう。
充実した社会生活を送るために形だけ整えても実際には......ってことがあまりにも多く、大きく変えるために転換する時期ならではの、相反する衝突を熟慮した働き方が必要になってくるでしょうね。例えば育休だったら問答無用で強制的に休みになるとか(笑)
日本人の働き方のおかしさについて触れてきましたが、何が何でも日本の働き方は完全に間違っていると言いたいわけでは無く、残業や休日出勤などの時間外労働が必要なこともあったり、よくいわれる、日本人のおもてなし精神を発揮しなけばならない場面もあったりするでしょう。
ただ、本当にそれらが必要でやらなければならないことかどうかを考えず、必要のないサービスまでやらなければならないことまで徹底して働いてしまうと日本社会に未来はありません。
意味のない我慢をしてまでやることなのか?考えて見てください。