派遣社員と期間工時代の1番悔しい思い出と虚しい思い出

マサです!

僕にとって2度と戻りたくない情けなく悔しい時代だったのが、製造業で派遣社員と期間工をしていた時代です。

40代半ば、事故のように突然降りかかった災難で強制的に自営業を辞めさせられ、職も住む場所も無くなってしまいました。

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とある災難に遭遇し希望など感じることも無く絶望感だけを感じながらこれからどうしようかと考える日々。商売をしていたので融資で借り入れたお金の返済だけは毎月必ずやってきます。

金融機関へは返済計画の変更を相談をし、受け入れてもらえましたが借金が無くなることはありません。自己破産も考えましたが破産すれば保証人へ迷惑がかかってしまうのでこれも簡単にはできません。

返済猶予の間にどうにかしなければと始めたのがアフィリエイトです。その間の仕事は派遣社員と期間工をやり、肉体労働で少しでも稼げるよう頑張ってきました。

この年齢で正社員として受け入れてくれるところも無く、あっても給料が極端に安くてどうにもなりません。

とにかく勤めに行ってない時間は頑張ってネットビジネスへ力を注ぎました。

努力すれば良いこともあるだろうと必死に頑張って働きましたが、頑張っても給料が上がるわけではありません。ボーナスが支給されることもありません。

未来に希望を持つことができない状況下で、それでも頑張って仕事を続けていて涙が出そうになった体験が、派遣社員としてコンクリート製品を製造する会社での出来事です。

『おい、おっさん!』

派遣社員として2日目のこと、僕より5歳くらい若い工員でかなり大きな声でそう呼ばれたことです。

おっさんには間違いありませんが、いくら他人でも無礼な物言いにかなりショックでした。若ければ言い返すこともできたでしょうがこの年齢では雇ってくれる会社も無いのでここでは我慢です。

次はお昼ご飯の時に食堂で言われた言葉、『そこはワシの席じゃからどけや!』こんな言い方、テレビドラマでしか聞いたことがありません。こんなことが実際にあるんですね。

派遣数日で仕事の手順を確認しよう尋ねると、「そんなもん見りゃわかるだろうが!」派遣されて2、3日です。僕の仕事に対する認識が甘いのかどうかわかりませんが職人じゃあるまいし見て覚えるにも限度があります。

就労してまだ数日しか経ってないのに何度も罵声のような言い方をされてしまいました。これは毎日幾度となく繰り返され、肉体疲労心より心が折れそうになりましたね。

そいつはその後も繰り返し陰湿な物言いをしてくるので派遣会社へどうにかしてくれとお願いしました。

お願いするキッカケとなった言葉がこれ→『いい歳して派遣やってるんかぃ!!!』

自分自身、目立つほどどんくさい人間ではないと思っていましたし、極端に仕事ができない方ではないと思っていましたが、肉体労働の現場ではよくあることなのでしょう。世の中にはそういった人間もたくさんいて我慢することが本当に辛く悔しかったです。

悔しい気持ちを抑えながら頑張っていくには僕以外にも我慢して頑張っている人がたくさんいると思わなければやってられません。そんな時にネットで発見した言葉が、「悔しいのはまだ君が諦めていないから」そんな言葉を発見しました。

この言葉には僕自身かなり勇気をもらい、都度思い出しながら歯を食いしばって耐えました。今があるのもそういった時代があったからと思うようにしています。

諦めていないからそういった感情も湧き上がるし、逆に言えば、罵倒し人を罵って生きている人間は人生を諦めているんだろうと考えることが出来ました。

コンクリート製造会社での派遣社員時代が一番辛かったと感じています。半年程度で雇用期間が終了し次の会社へ派遣されましたが、全ての製造業がそうだとは言いませんがかなり多いのではと思っています。

今のようにフリーになる直前は大手自動車製造会社で期間工を経験させてもらいました。期間工時代は大手の会社だという事もあり人権的な問題はありませんでしたが、期間社員は底辺の類だという風潮が強かった気がします。

食堂で同期入社のIさんと何気に会話していた時、「期間工なんて底辺ですよ!」ハッキリ言われました(笑)

なんとなく世間の風潮はわかっていたつもりでしたが、ストレートに「期間工は底辺ですよ!」なんて言われてしまうとかなりショックで、「だったら俺もIさんも同じ底辺の期間工ですねw」なんて話した記憶があります。

Iさんは気まずそうな感じでしたが、正直に話すと僕も心のどこかで派遣社員や期間工は底辺という感覚があったことは事実です。

とにかく派遣社員や期間工など、社会的に認められていないのは仕方ないと思いますが、中には立派な期間社員もいました。

Tさんという同期入社の方と食堂で雑談していた時に、「そろそろお金が貯まってきたのでお店を持ちたい」

僕とは真逆の立場だったので本当に羨ましかったです。起業のために期間工をしている人もいたので立派だなと感心させられました。あれから何年も経っているのでTさんは絶対に夢を実現させていることだと思います^^

この歳で泣きそうになった夜

期間工をやっていた頃、誕生日を迎えた日の事です。

この歳で誕生日もクソもないだろうと思ってはいましたが、いざ誕生日を迎えると色々と頭を過り考えることもたくさんあります。

楽しかったころの昔の思い出に浸り感傷的になったりすることもあったりして年齢を感じてしまいます。

特に職場で嫌なことがあったりしたわけではありませんが、こんな状況下での誕生日だと自然に涙が出そうになり必死でこらえた記憶があります。

どうして俺なんだよ!!!!

感傷的になってしまい自分の置かれている状態をいつもより悲観してしまう。中年にもなって経済的に困窮している自分が本当に情けない。

本当にまた復活出来るのだろうかと不安ばかりになってしまい、自分の誕生日なのに死にたいと思ったりもしました。

この派遣社員と期間工として働いた期間は地獄のような経験をたくさんしましたが、今思うと、どれもが必要な経験だったのではと感じ感謝しています。

嫌な思いをしても人の記憶なんてはいつかは薄れてくるものです。

だからその悔しさを絶対に忘れないため、当時着ていた油汚れの付いた作業服を目の前に吊るして忘れないよう心がけています。

ここまで稚拙な文章を読んでいただき本当にありがとうございましたm(__)m

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